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2010年3月20日 (土)

花形歌舞伎を観る 2

先日 夜の部の南座に行った時 昼の部では 「角力場」「曽根崎心中」「連獅子」をやっているとわかり 「心中もの」になぜか魅かれる自分は どうしても観たくなって 後日1人で出かけた 玉川上水の太宰の「心中」や 近松門左衛門原作「心中天の網島」から島津亜矢が歌う「小春」などに 人間の心を覗き見る 無理心中は別として 共に納得してのことなら無常の歓びを感じるものなのだろうかと考えてみたりする 今回は節約のため3F 7列16番  もとの宝塚劇場より急な斜面にへばりつくように狭い座席がある 「角力場」の人気力士「濡髪長五郎」や「連獅子」の親獅子を演ずる中村獅童がまじめにがんばった!特に「連獅子」の舞台は松の木をバックに毛氈に三味線 笛 鼓 歌い手が粛々と座し 白木の舞台にくり広げられる「舞」は 余計なものを削ぎ落とした感じが逆に心にうったえてくるものがあり ・・東大寺で観た「勧進帳」もこんなだったと感動ひときわだった 「曽根崎心中」は 大阪曽根崎の森で起こった心中事件を題材に近松門左衛門が人形浄瑠璃として書き下ろした作品・・・徳兵衛とお初の悲恋もの お初は中村壱太郎 徳兵衛はその父中村翫雀 妖しいまでに美しく 悲しく みごとなものだった (壱太郎の祖父の坂田藤十郎(昭和28年以来お初を演じた)がテレビで喜びと安堵の声を伝えていた) 今日もあちこちから合いの手が聞こえた 隣のおじさんも「なるこまや!」「よろずや!」と発したのでびっくり 他からの声との間合いが難しいようで 「エヘン!」とためらいが感じられて隣で密かに微笑んだ 終演後「エヘン」のおじさん「獅童もなかなかやるな もっと歌舞伎に出たらいいのに・・」「自分「そうやね 獅童はいろいろやってっからね」  

    

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