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2009年8月22日 (土)

村上春樹 1Q84

「1Q84 」がすごい売れ行きと新聞やテレビで評判となれば 村上春樹に関心を持っていた自分は読んでみたいとむずむずしてきた 1冊1800円上下で2冊では図書館で借りるにかぎる 図書館で予約 1ヶ月以上たって漸く回ってきた 手にとってみると 真新しくどうも読んだ気配が感じられない!? これはきっとかなり読みづらいのかもしれないと覚悟しながら読み始めた 青豆という女性 天悟と小松のふかえりという女の子の書いた「空気さなぎ」というものがたりをめぐる会話 このあたりはわくわくしながら展開を楽しんだ 青豆がタクシーに乗った高速道路で渋滞にあい 約束の時間に間に合わせるためにタクシーから降り 車の中から唖然とする視線をあびながら 高速道路を歩き タクシーの運転手に教えられた非常階段を降りたところから 「よじれ」が始まった 1Q84年の世界 月が二つある世界・・・・あるコミューンの話つまり「空気さなぎ」の物語に天悟と青豆の今と昔が絡まって話は前後左右に飛びながら展開されていった 天悟と青豆が互いに引き合いながら(甘い恋などではなく小さい頃の心の痛みの共有と思った) 青豆はコミューンのリーダーを殺して(リーダーの希望でもある)その仲間からは逃げられないと悟り(1984年の世界に戻ろうと非常階段の場所にいくがそれはもう無い・・・戻る道は無いということがわかり) 最後天悟の安全のためにピストルで自らの命を絶つ 天悟は青豆の死を知らないまま 青豆を見つけ出そうと心に決めるところで話は終わった 山梨の廃村 農業を中心とする自給自足の共同体は サリン事件の苦い出来事と符合する 私は「村上春樹」のことを洒落たハイカラな小説を書くひとと思い違いをしていたようだ 彼は世の中の 歴史の中の大変重たいものと四つに組んでいるのだと感じた 八方飛びの手法で重いテーマーに読み手は知らず知らずのうちに引き込まれていく・・・のです

  

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